プロパーカードと提携カードのメリットデメリット比較

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creditcard2128_128国際ブランドを含むクレジットカード会社が自社ブランドで発行しているクレジットカードのことをプロパーカードと呼びます。提携カードとは、クレジットカード会社がすでに多くの会員を保有している企業と提携することで、カード会員の増加を見込んで提携会社とともに発行するクレジットカードのことを言います。一見、わかりにくいプロパーカードと提携カードですが、メリットデメリットが明確に存在するため、クレジットカード選びにも重要な比較検討ポイントになるのです。

プロパーカードとは

国際ブランドを含むクレジットカード会社が自社ブランドで発行しているクレジットカード

例えば

  • 国内ブランドの株式会社ジェーシービーが発行しているJCB一般カード
  • 国内ブランドの三井住友カード株式会社が発行している三井住友VISAクラシックカード
  • 国際ブランドのアメリカン・エキスプレスが発行しているアメリカン・エキスプレス・カード

などがあります。「プロパー」というのは、固有のという意味があるため、クレジットカード会社が独自発行していればプロパーカードです。よく三井住友VISAカードは、VISAと三井住友カードには関係がないため、プロパーカードではないという記事も見ますが、正確に言えば、三井住友VISAカードは「国際ブランドVISAのプロパーカードではないが、国内クレジットカード会社の三井住友カードのプロパーカードではある」と表現できます。

提携カードとは

クレジットカード会社がすでに多くの会員を保有している企業と提携することで、カード会員の増加を見込んで提携会社とともに発行するクレジットカードのこと。提携先企業についても支払い方法を自社専用クレジットカードにして、さらに自社での決済でのポイント優遇などを手厚くすることで、利用者の囲い込みが可能になるため、大きなメリットがあります。

  • JCBとリクルートが発行するリクルートカード
  • 価格.comとジャックスが発行するREXカード
  • ANAとVISAが発行するANA VISA Suicaカード

と様々なクレジットカードがあります。

プロパーカードと提携カードのメリットデメリット比較

項目 プロパーカード 提携カード
ポイント還元率 低い 高い
ポイント倍増提携企業 多い 少ない
提携先企業の独自特典 ない ある
ゴールドカード、プラチナカードへのインビテーション ある ほぼない
ステイタス性 高い 低い
キャンペーン 手厚い 手厚い
年会費 有料が多い 無料も、有料もある
カードのサービス終了リスク 少ない 多い
カードのサービス改悪リスク 少ない 多い
提携企業の競合会社のサービス決済 関係ない 出しにくい
海外旅行保険の補償額 大きい 小さい
空港ラウンジ利用などのサービス あることが多い ないことが多い
カード券面のデザイン 洗練されている 広告っぽい
新サービスの導入 早い 遅い

大きな違いは

ポイント還元率、特典が違う

提携カードの場合は、発行元のクレジットカード会社の特典と、提携先の特典を両方享受できるメリットがあります。また、提携先企業は自社の顧客囲い込みのために、自社のサービス利用時の特典をかなり手厚く設定するため、特典や割引、ポイント還元率などが非常に手厚く設定されているのです。

一方、プロパーカードはポイント還元率もほどほどで、特別な割引などがあるわけでもありません。

安心感が違う

提携カードは、提携先企業の都合によって、クレジットカードが利用停止、サービス停止になることがあります。過去にも何枚も発行終了の提携カードがありました。クレジットカードが使えなくなってしまえば、現在引き落としに設定しているサービスなどもすべて新規のクレジットカードに切り替える手間が必要になるため、一度経験した方は、サービス終了という可能性が非常に少ないプロパーカードを利用する方が多いようです。

上位カードへのインビテーションがある

また、プロパーカードの良いところは、ゴールドカードやプラチナカード、ブラックカード、クリスタルカードなど、上位のクレジットカードを持っていることです。カードの利用状況を見て、優良顧客と判断した場合には上位カードへの切り替えが可能になるインビテーション(招待)が送られてきます。ステイタス性は抜群と言えるでしょう。

提携カードの場合は、ゴールドカードまでは用意していることがありますが、プラチナカードなどはほとんど存在しません。また、提携カードをいくら利用しても、プロパーカードのインビテーションがくることはありません。

ゴールドカードやプラチナカードを持ちたい方は、プロパーカードの方が良いのです。

サービスのグレードが違う

提携カードの場合、加盟店から徴収した加盟店手数料は、提携企業とクレジットカード会社で分配しなければなりません。クレジットカード会社にとってみれば、プロパーカードと比較すると利益が出にくいのが提携カードと言えます。

そのため、利益が多く見込めるプロパーカードの方が、その収益を海外旅行保険や空港ラウンジ、その他のサービスにつぎ込みやすいのです。そのため、提携カードとプロパーカードを比較すると、旅行保険、レストラン、ホテルでの優待、その他保険、空港での手荷物送付、コンシェルジュデスクなどのサービス面でプロパーカードの方が優れた結果になるのです。

競合店で使いにくい提携カード

例えば、イオンカードを持っている人が西友での支払いに使う場合、普通に利用はできますが「クレジットカードを出しにくい」という方が結構多いのです。

この場合も、自社でサービスを行っていないクレジットカード会社が発行しているプロパーカードの方がこういったことを気にすることなく利用できるため良いのです。そのため、競合店で使うためにプロパーカードを1枚は持っておくという方も多いようです。

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